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昨年12月の戒厳令宣布から、大統領罷免(ひめん)までの4カ月間、韓国社会は沈滞した。政治の混乱、市場経済の低迷や物価高が、人々の暮らしや心を圧迫した。そんな閉塞(へいそく)の時期、10~20代を中心に読まれたのが、小説『急流』だ。チョン・デゴンは20 ...
ウクライナ最西部の街リビウは、第2次世界大戦後に広まった「人道主義」発祥の地。「ジェノサイド」と「人道に対する罪」という概念は両方とも、この街で学んだ法律家が生み出した。しかし、国の枠組みを超越した人権保護を、という理念とは裏腹に、力の論理の現実世界 ...
李碩『翦商(商の滅亡)』は、夏・商(日本では「殷」と呼ばれる)・周王朝の遺跡発掘調査から夏の実在がほぼ実証されたことや出土甲骨卜辞(ぼくじ)の解読を活用し、約3000年前の殷周革命の謎に迫る、歴史推理小説の読後感を味わえる快著だ。
「出世の登竜門」と呼ばれる中間管理職。しかし、その実態は理想と現実のはざまで揺れる“無理ゲー”の連続です。上司の意向と部下の期待、責任とプレッシャー。会議とトラブル対応に追われ、気がつけば自分を見失いそうになる日々。そんな過酷な現場で ...
児童労働が国際的に注目を集めるきっかけの一つは、1997年に「ナイキ」の製品を作る過程で子どもたちを働かせていると指摘されたことです。世界で不買運動がおき、児童労働が企業や消費者も関わるグローバルな課題として認識されました。
映画やドラマの子役や、最近では、YouTubeなどに出演する子どもの「インフルエンサー」。彼らの活動は児童労働に当たらないのだろうか。フランスや韓国では、子どもたちの活動を規制する ...
歌手の荻野目洋子さんは、2021年12月から、ILO(国際労働機関)のアンバサダーとして、児童労働に反対するキャンペーンソングの制作などを通して、発信している。届けたいメッセージなど ...
世界最大級のスタートアップ(新興企業)のビジネスコンテスト「スタートアップワールドカップ2025」九州予選が5月23日、熊本市内で開かれ、塩分の過剰摂取問題に取り組む地元企業「トイメディカル」が優勝した。10月にアメリカ・サンフランシ ...
近年、障がいや病気を抱える家族の世話を日常的にする子ども(ヤングケアラー)の支援が課題になっている。こども家庭庁の担当者は「責任や負担の重さで学業や友人関係などに影響が出ることがある」としており、教育を受ける権利などの人権が守られない場合は、児童労働 ...
アフリカに次いで働く子どもが多いのが南アジア。ネパールでは、NGOや行政、学校などが協力し、貧困が児童労働を生む負の連鎖を断ち切ろうとしている。努力の甲斐があって、社会規範も変わりつつあるが、新たな課題も生まれているという。